火災による被害
火災の現状
出火状況
令和3年中の出火件数は3万 5,222 件。
1日当たり96 件の火災が発生。
出火件数のうち、建物火災は全火災の 55.5%で最も高い比率を占めています。
また、出火件数は平成23年から比較すると減少傾向にあるものの、損害額比は一旦減少したものの最近はまた増加傾向にあります。
※消防白書令和4年版より引用
火災による死者数と原因
令和3年中の火災による死者数は 1,417 人。
1日当たりの死者数は 3.9 人。
死亡に至った経過をみると、死者数(放火自殺者等を除く)のうち、逃げ遅れが全体の 46.0%を占めています。
※消防白書令和4年版より引用
火災は初期消火が大事
出火から2分間がカギ
初期消火とは、まだ出火して間もなく、燃え広がっていない段階で行う消火活動。
一般的な建物火災の場合、3分以内に天井まで火が燃え移り、初期消火では鎮火できない状態になると考えられています。
そのため、火災を最小限に抑えるには初期消火ができる1〜2分がカギと考えられています。
火災報知器とフラッシュ・アラート 感知方法の違い
火災報知器の感知方法は熱感知と煙感知の2種類。※BLOG「Flash Alertはこんなところが優秀です!」参照
一般的に温度の上昇や天井に煙が届くことを感知し火災報知器が鳴るまでの時間は3~6分と言われています。
フラッシュ・アラートは炎から出る紫外線を感知。
2~3㎝の小さな炎にも瞬時に反応し3~5秒以内にスマホに通知します。
早く気付けることで初期消火への可能性が一段と上がり火災を最小限に。
消防への連絡、消火活動開始までの時間が短くなり、逃げ遅れによる負傷や死亡、建物全焼などのリスクが低くなります。